ぷいぷい9！

ぷいぷい〈9!〉 (MF文庫J)

読了。

『言ったはずでござる、それがしは生前忍者だったと。忍者の真の強さは武器ではなく、風説を流布して他国を混乱に陥れる知恵なのでござる』
「知っている。レオナルドとかミケランジェロとかだな」
『それはニンジャ○（ピ）ートルズでござる』
「忍者ではないのか？」
『亀でござる』

「インドには三つの季節があると言われている。暑い季節（HOT）、もっと暑い季節（HOTTER）、最高に暑い季節（HOTTEST）だ……」 というわけで陣たちの旅は、更に暑気が増すと脅されつつも、ベトナムに到達。中国でサロメから逃げ切ったはいいものの、彼女はある奸計を秘めて日本にいた……。

いつも通り面白い。
でも本筋に関しては特に言うこともなかったり。ラブコメ的に考えて、関係が固まってきたので、そろそろ終わりが近い気がします。アルフは前回でほぼ脱落と言っていいでしょうしね……。ただジョジョ第三部のように世界各地を転々と観光しつつ、15巻ぐらいまで続きそうでもありますが。
55頁「またまたご冗談を」 とか85頁「プークスクス」 とか、ネタに違和感がないですよね。後者はハマりすぎ。そして今更ですが、110頁「ユリなのにカマ之助？」 とか129頁「そうね、青春の過ちね」 とか、ヒロインのボケ(ツッコミ？) 性能が高すぎるんですが。あとこれも、228頁「目をカマボコみたいにしてほくそえまれても困るから」 想像したらあまりのニヤけっぷりに腹が立ったりｗ

トーレムの顔芸もまだまだ増えます。次も期待。