お隣の魔法使い 語らうは四季の詩

読了。

「それよりも、このキャリーバッグはどうですか。ハンドルとキャスターつきで、ハンドにもショルダーのもバックにもどんな形にも使えて、そのうえイスにまで変形するんですよ。変形です。ああ、変形」
ちょっと、そこ。そこでうっとりされても困るわ。

「トゥックトゥイックです、ミズ・メアリー。まだ覚えてはいただけませんか」 そんなこと言ったって、あたしが誰をどう呼ぼうと、あたしの勝手じゃない。けっして舌を噛みそうになるからというわけじゃないのよ。それよりツクツクあん、また変なことを始めてるんじゃない? 「いえいえ、単なる遺跡の発掘ですよ」


ほんわか。
時系列がバラバラなので、呼び名の変遷でちょっとどきどきします。と思ったらミスとミズの順序が逆で覚えてました……。ミズ→ミス→なし、ですね。
48頁「なんだか、必要のまったくない罪悪感にさいなまれるんだけれど」 シュールw 73頁「ヨーク家のリチャードは戦いを挑んだが、無駄だった」 これは素で感動しました。超覚えやすいじゃないですか! 156頁「メイドさんがいなくなっている。また逃げられたわ」 ツクツクさんがとぼけてるだけかと思ってましたが、座敷童的な何かかもしれませんね……。181頁「喉自慢?」 キンコンカンコンキンコンカンですね、分かります。


風で動くオブジェは、この辺りでしょうか。すげー。英語は聞き取れませんが、モータも付いてなさそうです。