されど罪人は竜と踊る DD3 Silverdawn Goldendusk
されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~ (ガガガ文庫)
- 作者: 浅井ラボ,宮城(みやぎ)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: 文庫
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「ガユスと関わると恐るべき不運が舞い込むようだな」
「ギギナが相棒であることも含めて、俺も自分の不運さに驚いているところだ」
「なに、おまえの不運さが私には得難くて感謝している」
ギギナの横顔は白い武神となって輝いていた。
「強敵を求めるドラッケン族にとっては、強敵を呼び寄せるガユスは最高の存在だ。これからも不運でいてくれ」
またもエリダナの街に巨大な策謀の影。あろうことか、その核心である「指輪」 にジヴが触れてしまい、<古き巨人> たちから命を狙われることに――。
ウゲェーッ! 分厚すぎる!
しかも上巻だと……! 600ページ弱もあるくせに。6時間くらい読んでた気がします。戦闘描写がえんっっっえんと続いたりで、なかなか辛かったですよ。無印も全部読んでるので、展開もある程度分かりますしね……。”7つ目の巨人が出てきた時点で、こいつら撤退するな” とか。
233頁「緑の眼は炎を宿していた」 無印では終始蚊帳の外だったジヴ*1は、DDではガユスの側に踏み込んでしまいます。でも黒ジヴは健在で何よりです(これが言いたかった)。510頁「ギギナお父た〜ん」 もはやヒルルカ話しか癒しがないくらい、話がごてごてに固まってます。別に悪くはないんですが、政治やら陰謀やらの伏線は来月までに綺麗さっぱり忘れてるような気が……。
買う前に「表紙のガユスが間抜け顔すぎる」 なんて笑いましたが、内容にぴったりすぎて今見ても笑えます。挿絵が少ないのが残念ですが……。次も期待。
*1:そのおかげで最後はあんな結末にならざるを得なかったわけですが。