みずたまぱにっく。 3 -This is MIZUTAMASHIRO!! -

読了。

「じゃあ、コレを見てっ!」
急に、アサミ子がはりきった声を上げる。そして、
「ジャッジャーンっ♪ おつかいっていったら、この衣装でしょっ。やっぱり♥」
その手には、朝一番には目に鮮やかすぎてチカチカする真っ赤な服。
絵本で見たことがある……赤ずきんちゃんが着ていたのに似ていた。

寮母アサミ子の案により赤ずきんコスでおつかいを頼まれたマシロ&陽向。ナビゲータであるはずの陽向が寝つつも、やっとたどり着いた目的地は、オオカミのお腹の中……じゃなくて幽霊屋敷っ ! ?


なんという緩さ。
なまじちょっと前までに樋口有介のミステリを読んでいたせいで、もうテンポの合わないこと合わないこと。1行で4文字が頻発って何なの? バk (ry まあなんというか、かなり感覚的な文章で、地の文がマシロの話し言葉で綴られてるので*1同調するまでが大変ですが、いったんペースを押さえるとなかなか良い感じになるかな、とは思います。私が慣れてきたのは終盤になってやっとですけどね。
それはともかくとして、170頁「家政婦は見ない」 とか、250頁「全部『いもけんぴ』 に変わっていたり」 とか、妙な所で吹くのもこの作者の特長。こういうの好きなので、次巻ではもっと増えてるといいなと思います。


あ、そういや2巻の千尋の話をサッパリ忘れてて、3巻を読みきる前に2巻の感想を読み返して、思い出しておこうとと思っていたことを忘れてました。ややこしいですね。

*1:妙な読み仮名も、発音するために振ってあるみたいですし。