魔女の生徒会長 4 絶叫メリーゴーランド

読了。

「どうして喧嘩を売るのかしら?」
「だめなの」
オセロは真っ赤である。泣きそうだ。
「だーめーっ! ボークーのーっ ! !」
オセロまで俺の頭をぎゅうぎゅうと。何これ。嬉しい状況なのかもしれんが痛い痛いこいつら力強すぎる! 死んでしまう! その間にもふたりは喧嘩している ! !

謎めいたD校舎を舞台に、生徒会総選挙が始まった。もちろんただの選挙ではなく、その方法は――「戦って、戦って、戦って、戦うのよ!」 。うっかり巻き込まれたミミクロは、不良に襲われかけたところを不思議な女の子に助けられるが……?


まあまあ。
予選が60ページで終わったり、最終話の語り口調が回想だったり……なーんか抑え気味な印象が拭えません。バトル漫画的なインパクトだけでなく、悲壮感のあるやり取りがあるのがこのシリーズだったと思うんですが、今回は後者が薄かったような感じ。まあ、あとがきに「予定枚数を超過しまくった」 とあるので、いろいろと削られてるんでしょうが……。
以下コメント。86頁「パンツじゃないから」 ちょ、そのネタ狂乱11でも使ったよ!? 200頁「勇気がなかったのは俺だった。悪意なんかどこにもなかった」 あー、この辺は良かったですね。227頁「も、もうちょっと美人になってる予定だったのよ?」 なんてこった、か、かわいい……! 291頁「畜生、いかさまだ……!」 カワイソス(´・ω・`) 311頁「テロだっ……!」 なんかここ地味に笑った。


さて、”魔女でも生徒会長でもなくなって”、シリーズタイトルはこれでいいんだろうとか、そもそもこの巻で終わりだったんじゃ? ってくらいの展開ですが、まだ続くようです。次は期待。