黄昏色の詠使い 8 百億の星にリリスは祈り

読了。

「俺なんかのリクエストは断じてご免か?」
「……いえ、気が変わったわ
かすかな苦笑と共に首を振る。毒気を抜かれた気分だった。
――ホント馬鹿みたい。まさか、音楽だけは趣味がぴったり合うなんて、、、、、、、、、、、、、、、、、

「見せてあげる、名詠式に隠された秘密を」 ――シャオは語り始める。なぜ名詠式が存在するのか。そして、なぜネイトとクルーエルは分かたれる運命にあるのかを。


なんとも感想が書きにくい!
裏設定大開帳の巻。しかもかなり込み入った設定で、ほとんど置いてきぼりです。いや確かに、意味深な台詞を連発されるよりはマシというか、その解説は望んでたんですが……それにしても。1巻まるまる費やすなんて。うーん。今は我慢して、信じてついていくしかありませんね。
219頁「まさかミオ! ネイトとクルーエルの間に横入り ! ? 」 唯一の和みシーン。280頁「…………いやだよ」 唯一の進展シーン。ほんっと遅いですね! だがそれが (ry 292頁「なんて、なんて負けず嫌いな男だ!」 か、漢だ……。いいですね。


作者ブログによると、「いよいよ黄昏の世界観もおおかた描けたのが8巻で、あとはするべきことをするだけという意気込みで9巻へ」 らしいので、次こそ盛り上がってくれるでしょう。期待です。