アキカン! 7缶めっ

読了。

「それはですねぇ、スライダーというのはですねぇ、RG:Aが葡萄の実をピッチング……あ〜、ピッチャーみたいにですねぇ、パチンコで飛ばしてきたわけですよ。それをですねぇ、低めに入ってきたところを、側にあった鉄パイプを構えて、んっと引き寄せて、ぎゅうっと腰と膝を入れてですね、ふむっと巻き付けるようにググッ、スパァーンと…………。(やばいわぶど子! だんだん長嶋ミスターになってきちゃった!)」

アルバイトの途中でメロンは黒服の男たちに追われているぶど子らしき少女を目撃する。慌てて追いかけるメロン。一方、カケルの家にはぶど子のオーナーであるミサキが訪ねてきて……。


あれ、目から汗が……。
帯に書いてある「史上最大の缶動」 という文句、こういうのはたいてい的外れですが、今回のはそうでも無かったようです。まあ確かに、途中まではあまりノりきれず「大丈夫かこれ……アキカンはギャグに徹するべきだろ常考」 なんて思ってましたが*1、終盤で畳み掛けられました! というか本当に、ほんの数ページ前までグダグダに終わる予感しかなかったはずなのに……。あまりに予想外。
108頁「(思わず関西弁になるくらいの衝撃度です。)」 この辺はいつものギャグ。この巻はここしかありませんが。125頁「しかし両親は、ミサキを殴るどころか、ポロポロと泣き出した」 実はここでも、ちょっと泣きかけたんですけどね。こういうタイプのは弱いです。264頁「自分の手で未来を切り開いていくって、決めたんです!」 ここですね*2。307頁「今回の男屋さんは生理中なんですね、わかります」 ちょwww


さてアニメが始まりますが、どこまで今のマルチメディア展開に乗っかれるか。まあ新規読者が増えるのは喜ばしいことですが。次も期待。


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そしてアニメ先行放送の感想。
・そうそう、カケルはこういう奴(HENTAI) だった。7巻とのギャップが激しい。
・メロンの声はイメージより2,3歳幼い感じ。
・直撃すると死ぬレベルのメロメロメロン、食らってますね。
・今更ですが、耳のプルタブって輪の部分を耳たぶに通した方がいい気がします。
アホ毛がハートマークに。こういうのは映像ならではって感じですね。
・ジゴローが演出レベルで空気になっているw
・イロモノの香りしかしません。まあ、そんなもんか……。

*1:1,2巻の時点では80%はギャグ成分で占められていたはずですが、どんどんと路線が変わっていきますね。3,4巻がボクシング話ですし。

*2:しかしなんというか、ここで感動するのは「高価な施設は壊せない(≒ミサキの行動が予想外に思える)」 という貧乏意識があって初めて成立する気がします。あと、施設のフォローはなじみの金持ち設定を使ってやってください……。若気の至りじゃ済まされません。