バッカーノ! 1931 臨時急行編 Another Junk Railroad

読了。

「私は今、『情報屋』 と名乗った筈ですが? 一人の個人ではなく、株式の動向から自らの忌まわしい記憶まで、全てを情報と割り切って扱う商売人。それが情報屋です。今はただ、その顔を用いて貴方と相対しているつもりです」
「……買えというのか? この状況で?」
「交渉は既に始まっているのですよ、御客様」

豪華客船フライング・プッシーフット号で起きた事件から数日。ジャグジーたちの許に身を寄せるシャーネと彼女を探し続けるクレア。二人が出会う幻の「1931 回想編」 に、多くの後日談を加えた「1931」 編が登場!


まあまあ。
後日談や前日談を含めた1931。元々の話はドラマCDの特典で、それに挿話をいくつか足したもの。正直1931の話をほとんど覚えてなくて、エルマーって列車に乗ってたんだっけ? とか考え出す始末ですが、覚えてる範囲でもそれなりに楽しかったと思います。
特に無賃乗車の……レイチェルでしたっけ。彼女(とチェス) の話は良かったですね。その後の対面も面白かったですし。あとは、234頁「僕の身柄を引き渡せば」 がかっこ良すぎる……! 不覚にも感動しました。


エピローグの人は1705の人かな。すっかり覚えてません。うーん、でも読み返しても効果があるのは直後の一冊だけでしょうしね……。