嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7 死後の影響は生前
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫)
- 作者: 入間人間,左
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 文庫
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「順調ですわ。毎日、エビ天を食べられる程度に生活は潤沢ですもの」
「そのあくまで水平線な贅沢感には敬服の意を示したいのですが、おねーさんは残念なことに職業柄、嘘を好まないのですよ。利香ちゃん」 おやおや、遂に親しげに呼び始めてしまったわ。
わたしリカちゃん、今貴女の目の前に居るの。報告せんでも分かるっちゅーねん。人様の視力を舐めとるのかねきみは、いやーははは……さて、どう受け答えしたものか。
嘘つきさんが舞台から退場、嘘つきさんに代わって、『物騙り』を任命された私の名前は大江湯女。私が紹介する、平和な町で起こった愉快な殺人事件。
まさかの(?) 続き。
前回でアレがあれになった終わり方だったので、いろいろと物議をかもしたわけですが、今回ではそれを明らかにし……ないまま、湯女視点で始まります。なんとも、実に”らしい” やり方。それはそれとして、ここまで6巻+1巻読んできたわけですが、今回はじめて「読みにくい文章だなあ」 と思いました。いまさら! まあ、頭がぼーっとしてるときに読んでたせいかもしれませんが。
以下コメント。19頁「私と一緒ねー、親近感湧くわー、些かも笑えないわー」 逆に笑えます。ブラックすぐる……。99頁「あら、男の子がお姫様抱っこなんて」 本当にまんまですよねー。223頁「いや、綺麗な顔してるなって」 あれ? いつのまに”ラブコメ時空” に?
意外とネタ含有率が高いわけですが、けっこう見逃してしまった……ような気がしましたが、そうでもなかったみたいです。次も期待です。その前に電波2ですけどね。