嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 『i』 記憶の形成は作為

読了。

「おにぃ……あ、あ、あ、」
「ん?」
「……あくま」
「なにそれ」 はたらきありから出世したのか、ちょっと悩む。
「お、あ……あにー、ちゃん、あり、あり、このあり!」 もっと照れて、真っ赤になる。
「……だれそれ」 なんて、分からないふり。

家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。――これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。


まあまあ。
というか事件の前から主人公はこんな性格だったんですねー。後天的なもののようで、原因は父親で合ってるんですが……。
以下コメント。78頁「何でぼくが死ぬことは、断言して止められるんですか?」 こんな頃から、恋日先生はショタ一目ぼれというか何というか。153頁「ぼくのこころに指紋つけすぎなんだよ、おまえ」 おーおー遂にキレた。爽快とまではいいませんが、ちょっとすっきり。226頁「はたらきありのおにいちゃん、ね」 あーなるほど。亜兄ちゃんと偽妹かと思ってた。いろんな意味で。310頁「女医さんが自殺したらしい」 あまりに見ていられない if 世界。ジョークにしても笑えない光景だ……とか思っていたら、恋日先生がこっちの世界ではこんな事に。報われなさすぎる。


そういえば恋日先生のイラストが妙に違和感。ぼけっとゲームしてるニート姿が印象的だったからでしょうか。あと妹も、なんだか危険な感じです。いろんな意味で。次も期待。