SH@PPLE 6 ―しゃっぷる―

SH@PPLE(6)  ―しゃっぷる― (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE(6) ―しゃっぷる― (富士見ファンタジア文庫)

読了。

「ボクらが受けた、依頼だよ」
「それは良かった。ここで撤退されたら本末転倒だ」
そのままテーブルの伝票を持って、スマートかつエレガントに立ち去ろうとする背中へ、こちらも一言。
「――砂糖四杯入れないとコーヒー飲めないくせに」

――もはや自分が誰だかわからなくなってまいりました。淡谷雪国♂です。双子の姉・舞ちゃんと入れ替わって青美女学院へ通っている僕は、とある事情からソロリティのトップ・胡蝶の宮に燃えるようなお願いをされてしまって……。


面白かったです。
前回のアレな引きから続いて2学期。未だに引きずってる雪国と表面的には(舞姫を相手にしているので) 何も変わらない蜜……という展開はさておいて、今回は胡蝶の宮のターン。あらすじがネタバレ全開ですが、読んでいなかったので53頁「どうかあたくしのために、雪国さんに変装して!」 で吹きました。やっぱりあらすじは読まないほうが身のためですよ。
以下コメント。41頁「話せないってんならわかってんだろうなおんどりゃああああああああああああ!」 すさまじい奔流。やり過ごせないわなー。167頁「なんちゃってブラックコーヒーは……」 ↑と合わせてこのくだりは好きです。267頁「欲しいと思うのなら、冗談などでごまかさず」 やっぱり蜜は不憫な気がする……。”双子の間で揺れ動いてる?” ってのは何となく感じてたけど、やっぱりそうだった。振り回されてるよなあ……。


ドラマCD化とコミック化。オメガ01もおふざけトラックとして入ってそう……とか思いつつ。次も期待・