神様のメモ帳 4
- 作者: 杉井光,岸田メル
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 文庫
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「こんなの間違ってる、なんで友達なのに、せっかく戻ってきたのに、今でもっ、二人とも、大事なことを忘れてないのに! 元気で、生きてて、ちゃんと生きてて……」 声が過熱して、喉を這い上がってくる湿った炎の中に沈みそうになる。「生きてて、言葉も交わせるのに、なんで! なんでお互いにぼろぼろにならなくちゃいけないんですか!」
四代目が音楽イベントの運営に乗り出し、夏休み中の僕もその手伝いに駆り出されていた。下見の途中で出会ったのはエセ関西弁を使う気の良い男、錬次。偶然に出会ったはずの二人は、やがて必然として再会する。……平坂錬次。平坂組のもう一人の創設者であり、今は――。
あとがき! あとがき!
とまあ読み終わった直後に思わず噴出してしまった感想は置いておいて、面白かったです。熱かった。今回の主人公はヘタレ具合が少なかったですね。ニートらしくもないし……。まあ、アリスの傍に〜という話になるとヘタレ街道まっしぐらでしたけど。
以下コメント。24頁「いつにも増して人生全般にやる気なさそうなの?」 あれ、彩夏ってこんなポジションだっけ……。51頁「……僕じゃなきゃだめなの?」 ナルミはナルミでアリスフラグばっかだし。あれ? 184頁「僕がいる。あんたらはまだつながってる」 ナルミ決めた! と思ったら。236頁「どうして忘れていたんだろう。路地裏にたむろするだけで何もしていないだなんて」 ニートきたー! カタンやってるだけじゃない! 278頁「Tシャツはかっこいいね!」 イラスト的にナルミも結構イケメンですが、それは言っても仕方ないですか、そうですか。逆に考えると、想像を遥かに超えたTシャツかも……。305頁「おまえら全員、雛村壮一郎の名前背負ってんだ」
うおおおお。熱すぎる。でもこれ、もうカタギに戻れな (ry
やっぱりこの人のイラストはいいですね。ロロナはなかなか売れたようだし、アニメのキャラデザもやってるみたいですし、これは人気急上昇の予感。さて、メモ帳5巻も期待ですよ。