ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円

ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円 (スーパーダッシュ文庫)

ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円 (スーパーダッシュ文庫)

読了。

「なぁ真希乃……勝つんだろ?」
「はい」
「勝ってみせるんだろ、僕を倒して、うまい弁当を喰うんだろ?
「はい。必ず、勝ちます! 勝ってみせます!」
全て、即答だった、良い答えだ。躊躇いも何も、そこにはなかった。

夏休みを利用した強化合宿に向かうHP同好会。途中下車して有名な駅弁を現地の社会人と奪いあいつつ、到着した合宿地。そこである悩みを抱える二人の少女、淡雪えりかと禊萩真希乃に出会ったのだが――。


面白すぎるだろ……。
もうコメントしかしないよ! 13頁「莫大な制作費をかけたセガの『シェンムー』 の完結編はいつ発売されるのか……」 もう小説でいいから続きを公開してくれよ……。71頁「こんなに残念な二次性徴は生まれて初めてだ!」 ほんとだよ! 74頁「指先がクイックイっと握って開いて」 こ、これは犯罪になるレベル……! 93頁「インモッインモッインモッ!これは名言。強烈すぎる。112頁「ただ手を繋いだだけだというのに、どこか抱きしめられたような」 なにこの空気……照れる! 照れる! 150頁「それがトライ&エラーを執拗に要求する高難易度ゲーム攻略の基本だ」 285頁「見事なまでの難易度調整されたゲームのラストステージのようだ。勝てそうな気がすると同時に、負けそうな気がするのだ」 どっちもバトルの流れとはあんまり関係ないのに、すごい共感してしまった。イースシリーズのNIGHTMEREモードがまさにそれですよ。184頁「VMの電池切れを知らせる本体起動時の『ピー』 という音」 ああ、あの頃、全てが楽しかった……。今は (ry 199頁「曲げた人差し指を噛んで声殺してふぉおおおおお(以下自粛) 210頁「彼女の舌先が、湿った吐息と共に僕の唇の裏を」 作者のブログによれば、この辺りの絡みも大幅削除されたらしいですよ。ここをカットするなんて編集はなにを考えてるんだ!


そういや全然気にしてませんでしたけど、ラノベにしては空白が少ないですよね。いきなり両親が結婚した理由なんて回想が4ページも挿入されたり……いや、楽しいことは楽しいんですが! 次も期待ですよ。