アニスと不機嫌な魔法使い 4

アニスと不機嫌な魔法使い4 (HJ文庫)

アニスと不機嫌な魔法使い4 (HJ文庫)

読了。

アニスはかちこちになって、
「アニスです!」
と叫んだ。頭の中では絢爛豪華な自己紹介の文句をいくらでも思いつくのに、いざとなるとそんな言葉しか出てこなかった。そしてそれはビアンカも同様で、
ビアンカです!」
と儚くも短い自己紹介を遂げたのだった。

今度の舞台はジークの実家。アニスたちは彼の家族からあたたかい歓待を受け、その街の祭に出かけることに。ところがその矢先、先日生んだノアの卵が行方不明に……。


まあ普通。
それなりに楽しいことは楽しいのです。一歩引いた目線のコメディ然り、追われるアニスと守るシド然り。でもですね、やっぱり盛り上がらないのはキツいです。だってもう、アニスもシドも強キャラですよ。たまにはこちらが予想する展開を飛びぬけて欲しいです……。


そんなわけで第一部完。うん、まあ……。好きですよ? それなりに。でもまあ、仕方ないとも思います。それじゃあ、第二部は毛色をガラっと変えて、(シド関連の伏線丸投げで) シドが死んでアニスが独り立ちしてたりとかそんな展開を希b……ごめんなさい嘘です。