きゅーきゅーキュート!SS クールに黒媛!

きゅーきゅーキュート!SS クールに黒媛! (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート!SS クールに黒媛! (MF文庫J)

読了。

「あ」
いきなり目を見開いた黒媛が、大きな胸の前でポンと手を打ち合わせた。
「そうか、結婚か……わかったぞ。あの男は亜威家の財産を狙って百香に目をつけて……うん、そう考えると全部つじつまが合う」
「黒媛」
「理刀もそう思わないか?」
「く・ろ・ひ・め」

“蛇髪女の眼(メドゥサ・アイ)”の二つ名を持ち、時間を止める能力を持つ少女・亜威黒媛はレゾン学院の全校生徒にとってあこがれの存在。そんな彼女の弱点のひとつ、それは妹である百香を大切にしすぎることだった。百香がデートするらしいという情報を耳にした黒媛は、友人の理刀を引き連れて百香の尾行を開始するのだが――。


黒媛本。まあまあ、面白かったです。
なぜキュート本ではないかというと、キュートは本編のヒロインだから……かな。他のサブヒロインの中からなぜ黒媛なのか、という質問の答えはあとがきに用意してありましたが、キュート視点のSSでも良かったんじゃないかと思ったので。
今回はいつにも増して淡々としてるというか、MFは低テンションコメディが流行ってるのかとでも言いたくなりましたよ。今月読んだ3冊ともがその印象を受けたのですが……私だけですか、そうですか。たとえば、107頁「スパイスの効きすぎなのでは?」 とか。なんだか冷静ですよこの人?


ま、良くも悪くもいつも通りですね。そういえば、えーっと、本編はいま何の話をしていたんでしたっけ……。どうだったかな。