翼の帰る処 2 鏡の中の空 上

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

読了。

「でも、生きていくには不自由さもある程度は必要でしょう」
「取捨選択できるなら、自分を規定できる不自由さのひとつとして、男らしさを選びませんね」
「では、何を?」
「隠居願望です」

戦争で傷ついた北嶺郡の復興のため、病弱な体を押しながらも奮闘するヤエト。そんな彼を、皇女は北嶺の相――文官の将軍位にするという。当然断れるはずもなく、眩暈がしているところへ、皇女はさらに『凶報』 を告げる――。


うっわ、面白いわあ。
1巻上下がどう終わったのか、正直それほど覚えてなかったので、序盤は「あれ、どういう続きだっけ?」 と思いましたが、読んでいったら大体思い出してきました。うんうん、ありましたねー。懐かしいです。
以下コメント。79頁「これは、その……」「よくご記憶でいらっしゃいますな」 ジェイサルドいいキャラしてるなあ。じじいキャラ(*゚∀゚)=3 92頁「立て、《黒狼公》。顔を上げよ」 声を出して笑ってしまった。『凶報』 どころじゃねー。 147頁「やはり、儂の見立ては間違っていなかった」 ジェイサルドいいキャ (ry 217頁「ジェイサルドと会話していて困るのは〜剣呑な方向に話が向いてしまうことだ」 ジェイサル (ry 233頁「次の機会がありましたら、夢いっぱいに答えてみましょう」 ジェ (ry ……いかん、本当にジェイサルドが楽しすぎます。表紙や帯は意識に入れずに買ってきたのですが、あとがきを読んでから表紙を見直したら……射抜かれてしまいました! ジャーン! ジャーン!


最後にニヤニヤな展開で終わったところで下巻へ。序盤でその話が出たときは伏線かと思ってましたが、正にその通りに。ごっつぁんです。さて、さっさと下巻に行きましょう。