ギロチンマシン中村奈々子 輪廻転生編

ギロチンマシン中村奈々子―輪廻転生編 (徳間デュアル文庫)

ギロチンマシン中村奈々子―輪廻転生編 (徳間デュアル文庫)

読了。

<ねぇ山田くん、もしも平和になったら。人間と機械の戦争なんて、くだらないことが終わったら。いろんなことを、しよう。私は、とても楽しみなのだよ。わかるかね? これまで知らなかった――当たり前の遊びを、会話を、何でもない日常を積み重ねていこう>
真面目な表情で。
<そして、たくさん、えろいことをしよう……!>

滅びを前に眠りつづける人類。あとを任された機械たちが繰り返す実験と虐殺。僕たちは七度失敗し、機械に歴史を明け渡した。いま、中村奈々子の名をもつ三人の子供たちが、八番目の歴史で、ついに機械たちに反逆ののろしをあげる!


あ、あれ……?
まさかの”ハーレム” エンド。結局こんな感じなのか……。なんか機械との戦いも割とアッサリというか、いや結構いろいろやってたとは思うんだけど、解決の仕方が地味すぎでリアクションに困る。そんなのでいいのか!
以下コメント。30頁「忘れさせてやるっ……ぜんぶ快楽にまぜて消し飛ばしてやる……!」 うーん……。110頁「君は『やだ……こんなにいっぱい……』 とか言いながら舌なめずりを」 いや……やっぱり、このシリーズはあかずきん無双な気がする。機械と人の殺伐の中にあってひと筋の癒しを与えて (ry 226頁「わたしの好きだったひとは――こんなのじゃない!」 不覚にもうるっときた。


途中ちょっとダレたというか、微妙に話が頭に入ってなかった気がしますが、何とか完結。おつかれさまでした。