狂乱家族日記 番外そのろく

狂乱家族日記 番外そのろく (ファミ通文庫)

狂乱家族日記 番外そのろく (ファミ通文庫)

読了。

「凶華様たちが着ている服は水に触ると溶ける素材でできているから、負けたらびしょ濡れになるだけでなく衆人環視のなか辱めを受けるのだ」
「…………」
「なぜかはわからないが、統計学的に考えたらそうなったのだ」
「とうけいがくをばかにするな」


わりと良かったです。
買ったのは完全に惰性で、レジに持っていった直後に後悔したくらいで(短編6巻って何だよ……)、その通り1〜3話はあんまり面白くなかったんですが*1最後の「野球喫茶」 が意外に面白かったので、印象としては悪くない感じに。あとがきで「今回のお話のなかでは、いちばん「いつもの狂乱」 らしいお話になったかなぁ。ひとつあると落ち着く……」 とか言ってますが本当にその通りだと思います。


しかし短編とは言え、銀夏関連が入ってるのでやっぱり読んでおいても悪くないかも。次は本編の銀夏編ラストですね。

*1:しかも最初の話はwebで読んでたり。かなり昔だよなあと思ったら、初出が2007年でした。