六百六十円の事情

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)

読了。一ヶ月遅れで進行しています。ちゃんと定期的に読んではいます。新刊は追いかけてるシリーズや作者だけ読んで、新人には手を出していませんが。今月のヴィークルエンドが売ってなくて探したり。

「好きっていうのは、それだけで理由だと思うんだ」
まるで告白でもするような言葉に、俺と北本が同時に赤面する。俺の方は、よくそんな恥ずかしい台詞を口にできるなっていう意味で。北本の方は、知らん。俺は北本じゃない。
「好きだから、大事にしたい。好きだから、一緒にいたい。これは成立しない?」


カツ丼を巡ったり巡らなかったりする四組のアレコレ。
群像劇……とはちょっと違うかな。同じ田舎町で繰り広げられる四つのショートストーリーが最後に絡むってだけで、お互いに干渉はしないし。しかも、なんだかなー。四つある内の二つはひたすら自己と会話してるだけだったりで、そんなのどうでもいーよと言うしかない。逆に他人との会話量が多いほうが面白かった。まあさすがに高校生ペアのは駄目すぎるというか、読んでるだけで背中が痒くなってくると思います。


ジョジョネタは冒頭でさっくり。これくらいの塩梅が丁度いいよね。