コップクラフト2

コップクラフト2 (ガガガ文庫)

コップクラフト2 (ガガガ文庫)

読了。

「いいぞ、こういうのは何というんだったか……そう、『ハイな気分』 という奴だ!」
「もういやだ、殺してくれ!」
「窓はそこだぞ。勝手に死ね!」


旧版は既読。
ところどころ印象的な文章があって、↑の引用文もばっちり覚えてたというか、たぶんゼータ文庫のときの感想にも同じところを引用したと思う。見てないけど。
以下コメント。71頁「ただ、あの吸血鬼は地球社会を全く知らないはずだ。だからそれほどテクニカルな逃走はできない」 あんな人外に対して恐れおののくでもなく、しっかり分析してるのが凄い。優秀だよなー。174頁「わかるか? 飼い犬が死んだようなもんなんだ……」 走馬灯笑った。216頁「『ギンギン』 だとか『おっぱい』 だとか『おったつぜよ』 だとか」 別にこの文章だけだったら普通(のギャングの会話) だけど、それを嫌々言ってるってだけで笑えてくる。


ボーナストラックも面白かった。会ってみたい。というか、書き下ろしたみたいだけど、なんか既視感があるような……。