きゅーきゅーキュート! 12

きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)

読了。

「リイ姉はハンター。仕掛けた罠に獲物がかかるのを待っている、待ち専門ハンター。まさに省エネ女。ふっふっふっ、リイ姉も悪よのう」
「ワルって……失礼ね」
「下っ端のサバイバーだけでなく、後ろの組織ごと釣りあげるのは至難の業。それでもコツコツ罠を仕掛け続けるなんて、さすがはリイ姉、地味女の代表選手……………………と見せかけて大物狙いの欲張り女」


なんというリア充
そういや前回、キュートの中に何かが封印されているみたいな話がありましたが、それはまるっきりスルーしてハーレム話。理刀のペアの座をかけてトーナメントってなんなんだ……。男雛もトーナメントしようよ。本当に。
とまあ、いつもの話ではありますが、封印された何か、という話からシリアスムードに向かう……ってのが回避されそうで何よりです。”荒ぶってない被封印者” って珍しくないですかね? でもまあ、力が強大すぎるので、まだシリアスにならないとは限りませんが……。このままゆる〜く軟着陸してくれたらちょっと評価を改めるレベル。


短編集を出すにあたって、あとがきで「各キャラにジャンケンをさせた」 と前に言ってましたが、本編で正にそれをやられると、何だか本当に作者の中に住んでるんだなって感じがして面白いです。