とある魔術の禁書目録 22

読了。

「……何の、つもり……?」
「もう嫌だ……」
搾り出すように、浜面は本心を吐き出した。
「何で俺達がこんな風に殺し合いをしなくちゃならないんだ ! !」


面白かったです。
「神の右席」 編ラストってわけですが、3巻もかけた割にやってることは原点回帰という。まあこの辺りはあとがきで作者が解説してる通り、敵が世界規模で悪事を働いてたから長くかかっただけ、ってことなんでしょうね。というかあとがきで主人公3人について解説してるんですが、それがもう腑に落ちるどころでなくって、なるほどの連続でした。「聖者の面」 なんて考えもしませんでした。
以下コメント。102頁「あるに決まってんだろ」 157頁「キーなんていらないんだよ」 一瞬で反論する上条さんマジイケメン。まあフィアンマが勘違いしすぎというか、見当違いだっただけで、上条さんは特に変わってない、ブレてないわけですが。215頁「最後の最後で、彼は子供のような笑みを浮かべてこうこう答えた。「俺も、ずっと一緒にいたかった」 一通さん……。あとがきにもあるけど、渾身の演出だよなあ。


それにしても、結局今回も単なる一事件だったわけで、まだまだ裏では色々と進行しているみたいです。その辺り、もう完全に覚えてませんが、きっと何とかなるでしょう。期待です。