ライトノベルの楽しい書き方 7

ライトノベルの楽しい書き方 7 (GA文庫)

ライトノベルの楽しい書き方 7 (GA文庫)

読了。

「あくまでも真面目な意味で、二人の仲をもう一歩進めるに八雲の嗜好を知りたいだけであって、べべべ別に八雲に奴隷のコスプレをさせて私を女王さまと呼ばせて足の裏にキスさせたいとかそういう変態じみたプレイを内心妄想しているけれどそんなことはずかしくて言いだせないのでなんとしても八雲のほうから先にはずかしい妄想を開陳させたいのだがどうすればいいかわからず困っているとか、そういうわけでは断じてないッ!」


うっわ、これは面白い。
もう剣の妄想だけで面白い。しかも今回、八雲が例のアレになるせいで、妄想が加速しまくってどんどん……いや、別に妄想はいつも通りなんですけど(冒頭からピラミッドだし)、ただ歯止めがきかなくなったってだけで、あんな風になるのか……。
ま、そんな感じでいつも通りに進んでたんですが、最後に難題が。しかもふたつも。どうすればいいのか、どうすれば正解なのか、というのを読み終わった後にひとり考えちゃったりしてしまいました。強いてひとつ挙げるなら、”ココイチは置いといて)日本用にローカライズされた「昭和の家庭風カレー屋」 があるなら、ファストフードチェーン店よりそっち行くよなあ” という点。海外は別にそれでいいかもしれませんけども、それを日本に持ってくる、それも自分の地元に、っていうのは商売の観点からしてどうなの? っていうところを突くしか思いつきません。根本的な解決にならないんですけどね……。


ライトノベル作家論みたいな話は、非常に納得。求めるものは確かにそれで合ってる、と私は思います。そう思いながら読んでます。