火の国、風の国物語11 王都動乱
火の国、風の国物語11 王都動乱 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 師走 トオル,光崎瑠衣
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: 文庫
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「アレス! アレス! おまえの主が辱めを受けているのだぞ! 幼き日の誓いを果たすときがまた来たのだぞ! 今駆けつけずして、いつ姿を現すというのだ! いい加減出てこぬか、この……馬鹿者がぁあああ!」
面白かったです。
前回はへたれたアレスのために、過去話を延々と聞かされる巻でしたが、今回はしっかりと話が動きます。フィリップの覇道っぷりに、”エロイラスト” のときは背中から刺されてしまえとか思ったり、またジェレイドの誤算にそっちは駄目えええええとか思ったり、カルレーン侯はこれやばくね? と思ったり……とかなんとか色々ありましたが、やっぱり298頁「はっ、ここに!」 で腹の底から大笑いしたので、これでこそ火風だと喝采を上げたわけですよ。やはりこれが楽しい。
ところで毎回の序文、前から順に”ジェレイド、フィリップ、カルレーン” なのはパッと分かるんですが、4人目って誰だ……ここから新キャラか……? なんて思ってたら、思い当たりました。そうか、”エレナ” か。これは楽しくなってきそうです。次も期待。