いちばんうしろの大魔王 ACT.11

いちばんうしろの大魔王ACT11 (HJ文庫)

いちばんうしろの大魔王ACT11 (HJ文庫)

読了。

「普通の人じゃないとできないことって、なんすか?」
「感情を剥き出しにすること。ヒロシ君のまわりにいる人って、国とか社会とかもっと大きなことを考えてるでしょ? そういう人って、すぐ目の前の感情を忘れがちだから、そういう人に感情を思い出させてあげるの」


コメディは少し鳴りを潜めて。
「Strange Strange」 の後だったので、清涼剤的なものを期待してたんですが、残念ながらシリアス寄り。ま、かといって面白くないわけではないので問題ありませんが。これが、風呂敷を広げながら畳んでいくかのようなあっという間の展開でして、各キャラが現状のそれぞれの立ち位置で右往左往しながらも、事態は進んでいく……というところに、キャラのしっかりした土台を感じて、見ていて面白いです。
以下コメント。50頁「自分になら人間には到底不可能な陵辱行為をしても問題ありませんよ」 さすがころねもん!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ! 150頁「まあ、挿入しろとはいいません」 同上。そういえばアニメのころねは非常に良い出来でした。確か中の人が「紅」 の紫だったはず。


なんだかんだ言って楽しみなので、次も期待ですよ。ヘムヘム。