煉獄姫 二幕

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)

読了。

「僕がそんな血気盛んに見えますか?」
半ば呆れつつ抗議する。
だがここでは、相手の方が一枚上手だった。
「見えないから言っているのだよ。……きみはそうと決めたら冷静に腹を据えた上で、、、、、、、、、、故意に早まった真似をする、、、、、、、、、、、、


面白かったです。
さて2巻では、1巻とは別の騒動が持ち上がるみたいな想像を理由なくしてたんですが、わりと地続き。表紙の少女も1巻からです。そして、1巻の感想でGOSICKを彷彿とさせる……みたいなことを書きましたが、すみませんそれは撤回させていただきます。というのも、GOSICKのアニメ第一話を見た後にこれを読んだのですが、全っ然違ったわけで……。まあGOSICKにも長らく触れてなかったので、設定だけ抽出した結果ですね。雰囲気は全く別物でした。
以下コメント。110頁「あなた方に……僕の目を覚まさせてくれたお礼をしたいと思うんです」 これはいい。「意地があんだろ! 男の子には!」 という台詞をついつい思い出してしまいます*1。274頁「お前を殺すと、アルトは傷付くんだ」 ああ、これも良いなあ。しかしここで”完全に説得される” と話が続かなくなるのか、逃げられてしまいましたが。


次は@HOMEなのかなー。あっちもあっちで良いというか、なかなか清涼剤で好きです。二つが揃うまで待って、二巻同時に読んだほうが味わい深いかもしれません。次も期待です。

*1:スクライド大好き。