ゼロの使い魔20 古深淵の聖地

読了。

「これはぼくの妄想だがね。まあ、こんな状態が予想される。『ああサイト。わたしたち、これでおしまいだわ』 『ばかを言うんじゃないテファ。希望を捨てるな』」
「続けて」
「『サイト抱いて』」
「ちょっと待って。『希望を捨てるな』 と『サイト抱いて』 の間が見えないわ」


あと二巻ですかぁ……。
しかし何ですね。昔はなんか、ちょっとシンプルすぎるとか味が薄すぎるとか、そんな感じの感想だった気がするんですが、今や安定して面白い状況になってますね。ルイズと才人の惚れた腫れたの話でずっと展開してる頃と打って変わって、二人の関係が落ち着いてからは圧倒的に面白い。世界の謎という大きな牽引力とともに、相互に絡み合ういくつもの思惑と、事あるごとに起こるドラマと、そしてほんのちょっとのエロ。なんでしょう。もう感動的なほどに面白いんです。
以下コメント。42頁「そんなに愛をばらまいてどうするの?」 デルフいいキャラ。19巻の心細さなんてなかったようだ。58頁「おまけに全部あげるとか言っている」 うわああああああ( ゚д゚ ) 195頁「ああ? ちげーだろ。おっきい戦艦ダメ〜〜〜〜! だろ。ほら。この前見た戦艦とどっちがおっきいんだ! 言ってみろ!」 もう本当マリコルヌが変態すぎて素晴らしい。エロ本があるのかどうか知らないけど、その発想が素晴らしい。210頁「いいとこあるじゃない。飽きたらあげるわ」 調子乗りすぎで吹いた。いやでもいくら調子乗ってるからって、この台詞はないわ。そりゃタバサも呪文唱えはじめるわ。


続きが気になって仕方ありませんが、エピローグがあるだけまだマシだとも言えます。普通にエピローグの部分は次巻に持ち越しだと思ってましたから。