ライトノベルの楽しい書き方 8

読了。

剣の頭は、真っ白になった。
しかしその真っ白になってしまった視界の先には、涅槃の境地が待っていた……。
そこは、孤独に生きてきた剣にとってはまったく未知の領域だった。


短編集でした。残念。
前回の終わりが、色々な事態が立ちふさがって八方塞がりの終わり方だったので、わりと期待してたんですが。あそこからどう打開していくのか……。まあ、それはさておき、短編集です。30ページ前後×10話という本気のショートっぷりで、正直、料理教室とか世紀末ひよこ伝説とか探偵の真似事とか、明日には忘れてる自信があるくらいです。ひよこ伝説は字面だけ見ればちょっと興味を惹かれますが。一方で、八雲と剣がメインだったり、業界の裏話的な心夏メインだったりは普通に面白かったです。


次こそクライマックスということで、二人のことだけでなく、二人を取り巻く事態にどう答えを出すのか。「偶然なんとかなっちゃいました☆(ゝω・)vキャピ」 なんてコメディオチは、ないとは思いたいですが。