のうりん2
- 作者: 白鳥士郎,切符
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2011/11/12
- メディア: 文庫
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黒々とした肉厚の傘が魅力のスタンダードな『椎茸』 、枝分かれした二股キノコが背徳的な『ぶなしめじ』 、全長二十センチ長の巨根が愉しめる『エリンギ』 、秘密の黒いビラビラが淫靡な香りを放つ『舞茸』 ……(以下省略)
今回も面白かったです。
まあパロディ満載だったり、フォント弄りがアレだったり、発売前にちょっとネタバレくらったり*1とかしたけど、やっぱり面白いんですよね。基本的にパロディだったりギャグだったり、勢いだけのネタだったり、そんな感じなんですが、ギャグも一度ハマれば笑い転げるし、しっかり取材してあるので農業高校的な知識も面白いし、農業の悲哀みたいなところも1巻同様に入れてきてる。ギャグがほっとんど滑るなんていう事態にならない限り、安心して楽しめるシリーズだと思います。うん、ドラマCD化決定ってあるけど、アニメになっても不思議じゃないレベルだよね。
以下コメント。86頁「やったら一緒に入ろ? ね?」 グギャアアアアアアア (ry 141頁「精神的動揺によるコントロールミスは決してない!」 ↑のリンクでも「ジョジョネタ挟んでくるよな」 とか言ってますけど、もうそんなレベルじゃないです。ジョジョネタでストーリーひとつ作ってます。よくもまあ、こんなに色々繋ぎ合わせたな……って感心するレベル。159頁「くくく……もうそのあたりにしとけ……」 だったらもっと自重してあげようよ! もえたまとか酷いよ! 261頁「命を分けてもらってるって思った」 直前で描写されてる野菜の味を想像しながら読んでたら、ちょっとうるっときた。
「総括と予告」 で、まさかの”ヒロイン不在” オチを取り消す解説。こういう関係性を本編で説明するのって珍しいですよね。思考停止整理してくれて助かります。
余談。
「のうりんのぶろぐ」 行ってみました。あ、1巻の頃からやってたんですね。ほうほう……。ふむふむ……。
わ、若旦那ァーッ!(´;ω;`)ブワッ 本編での見方がぐるりと変わっちゃったよ。
あと害獣対策とか、本編では誤魔化してたけど実情はこう、というのを見るとやっぱり大変なんだよな……。
こちらも面白かったです。