魔法戦争

魔法戦争 (MF文庫J)

魔法戦争 (MF文庫J)

読了。

「おまえ、自分で気づいてなかったのか?」
そこで、急に狼神は剣を振り上げ、突撃してきた。
慌てて木刀を上げた武の前で、互いの武器が交差し、ぴったりと引っ付いたように動かなくなる。
「おまえとおれ、そっくりじゃねぇか」


うん……面白い。
スタンダードな魔法ものですね。魔法使いたちのいる並行世界と、普通の世界があり、来訪者により主人公は魔法使いたちの戦争に巻き込まれていく……ってな感じで、よくある学園異能にカテゴライズされるでしょう。特筆すべきものがあるわけでもないですし、本当によくあるとしか言えません。ただ、それでも面白いのは、ひとえにしっかり作り込まれているから、というところでしょうか。しっかりキャラクタが生きていればそれだけで良いってことでしょうね。
もっとも購買動機は単なる作者買いなので、普通の人は買わないんじゃないかなあ。つまり売れないってことで、シリーズとして打ち切りになる可能性も……。いや、うん、悲観的な予想はしても仕方ないですね。それよりタザリア王国物語を (ry


「胸が小さいのが悩み」 とか書かれてますが、イラスト的には自己主張激しいので、どうなんでしょう。あまり文章とイラストの齟齬って気にしないタイプなんですが、余りに主張が激しいので気になってしまいました。