異次元創世記 赤竜の書

異次元創世記―赤竜の書 (角川スニーカー文庫)

異次元創世記―赤竜の書 (角川スニーカー文庫)

読了。

「おれは、おれのせいで人が道を踏み誤るのを見たいとは思わん」
「……あなたのせいじゃないです。ぼくは、……ぼくは、これで村に戻れなくてもいいと思ってやってるんです」
「それが、おれのせいだと言っておるのだ」


真世の王の前日譚。
まー、昔の素っ気ないジュブナイルファンタジーですな。イーファル、ジェン、フィアラスが出会って村を出奔するまでの話で、単体だけ見たらどんな出来なのか、当時読んでいた人はどう思っていたのか、さっぱり想像できません。どうだったんでしょうね。言葉の力うんぬんの設定が面白いと感じたかも?


わりと不思議だったジェンやフィアラスのキャラクタが見えてきて、やっぱり先に読んでおきたかったかなあ……と。