夢の上 サウガ城の六騎将

夢の上 - サウガ城の六騎将 (C・NOVELSファンタジア)

夢の上 - サウガ城の六騎将 (C・NOVELSファンタジア)

読了。

「お前の存在がどんなに俺を慰めてくれたか、言葉じゃ、とても言い表せない」
わかってる。
わかってるよ、じいちゃん。
「だから言えなかった。言わなければと思いながら、言い出せなかった」
じゃあ言うなよ。何も言うなよ。
そんなの、聞きたくないよ。


まあ、面白かったですよ。
ただ人名とか関係性とかすっかり飛んでしまったので、いまさらそんな6人衆の話を見せられても? みたいな。単体で見ると普通に読める話なので、まあ問題はないのですが。
一番良かったのは上記引用の「あの日溜まりの中にいる」 ですね。なんといってもにゃうぅー! あとがきでも「猫馬鹿な話が書きたい。馬鹿馬鹿しいくらい猫大好きな話が書きたい!」 とありますが、伝わって来ましたぜ……! うちの猫ももうお爺ちゃんなので、他人事じゃなくてぐっと来た。ねこねこ……もふもふ……ぬくぬく……。


このシリーズは最終巻が出るあたりに買って一気読みしたので、せっかくならこれも一気に読みたかった。次はライトに読める漢字ファンタジーらしいので、そっちも期待です。