煉獄姫 五幕

煉獄姫 五幕 (電撃文庫)

煉獄姫 五幕 (電撃文庫)

読了。

「これが生命を無駄遣いするってこと。私は信仰もなければ信念もなく、ただ面白半分に自分の死を弄ぶのよ……理解した? 人造人間を舐めるな、、、、、、、、、人間風情が、、、、、


面白かったです。
前回の引きがアレだったので、序盤から間断なく戦闘が続きますが、それが最終的にひとつの場所へ集められてからが本番。うーわー。あーあーあー。そういうことやっちゃうのがこの作者なんだけどさー。でも、次で最終巻のようで、(そんなに長々と話を延命させずに) 意外な展開で物語を引き締めてきたのは良かったんじゃないでしょうか。
以下コメント。147頁「そこを仮に――煉獄とでも呼ぼうか、、、、、、、、、」 キリエの一連の会話の最後でこの文章、ハッタリ利いてて面白かったです。282頁「本当に助けたかった娘を見捨てて」 こういうことやっちゃうのが (ry どうしようもない状況で気付かされるって展開は大好物です、はい。


しっかしこれ、どうしようもない感が全開。どうすんだよ本当……。次も期待です。